こんにちは!vesticaneのブログをご覧いただきありがとうございます!
本日紹介させていただくのは、イタリア専門店らしく…イタリアの「犬」事情です。
ヨーロッパといえばペット愛護先進国として、レストランや地下鉄に犬やペットが一緒に入れたりなどは、有名ですよね!
実はイタリアでは、ペットショップに犬がいないというのをご存じでしたか?
今日はイタリアにフォーカスしてお話させていただきます!
イタリアの犬といえば…
イタリア原産の犬といえば、イタリアングレーハウンド!
シュッとしたスタイルが美しいワンちゃん。
その他にもマルチーズやセントバーナードなどだれもが知るワンちゃんから、
日本でもごくごくまれにお目にかかれるボロニーズや、
イタリアンボルピノ(イタリア語で小さなキツネという意味のスピッツのようなワンちゃんです)や、古くはマントゥアのデュカーレ宮殿の絵画にも描かれた”イタリアンスピネーノ”など、たくさんの歴史ある犬がいます。なんてクールな…!
イタリアでの犬の立場
先ほど述べたように、イタリアも犬に関しての考えが先進的。
犬と一緒にいろんなところに入れたり、アパートを探しても日本のようにペット不可のところは少なく、犬と人が住みやすい環境が社会的に整っています。
また、一部市では1日に少なくとも3回、犬を散歩に連れて行かなけらば500ユーロの罰金を科す(約7万円ほど)条例や、虐待をすれば1万ユーロの罰金もしくは1年以下の懲役になると定められています。もちろん犬を捨てることも犯罪です。
そして・・・日本のようにペットショップのショーケースに犬を入れておくことは、虐待にあたり、禁止されています。そのためペットショップでは犬猫の生体販売は行っておりません。(ペットショップに保護犬・猫の情報が掲示されていたりします。)
そのため、犬を飼うには信頼できるブリーダーを探すか、保護施設や掲示板・ネットの募集から探して迎えるようです。
犬は家族の一員であり、社会の一員でもあるという考えが多くの人にあることが、このような環境になった背景にもあります。
イタリアから旅行に来た人は、日本のペットショップを見て、「かわいそう」だと思うのでしょうか…?
イタリアの捨て犬事情
なんとイタリア、ペットの殺処分数は0。
1991年より、安楽死させる必要がある重い病気などでない限り、殺処分は法律で禁止されたからです。
殺処分していない犬たちはどうなるの?いっぱいいっぱいじゃないの?と思って調べてみると…イタリアではいろんなところに保護された犬たちのための、私営・公営の大きなシェルターや収容施設が各地にあり、そこで暮らしつつ新しい飼い主さんを待っているそう。
また動物を引き取る考えも一般的のため、多くの犬が新しい飼い主を見つけているようです。なんと素晴らしい…!
しかし、これだけ意識が高くても犬を捨てる人はあとを絶たず…。
特にバカンスシーズンではバカンスに行く途中や先でそのまま犬を捨てて去るなどということも多発しているようです。
捨てられる犬が少なくなるよう、バカンス先で犬の受け入れできる施設が増えたり、犬のマイクロチップ装着が義務付けられたりと、様々な試みが行われています。
問題に対して常に様々な対策が行われているのは素敵ですね。
大切な家族を捨ててしまうような人がいなくなると願うばかりです。
いかがだったでしょうか?
遠く離れたイタリア、日本では考えられないようなことがあったり、とても興味深いですね・・・。
調べた中で、ペットショップで「犬は販売していないけど犬用のパスタが売っている。」なんていうのはとってもイタリアらしくて面白いな…と思いました。笑
日本ではペットショップから出会って、幸せになったワンちゃんも大切な出会いをした人もたくさんいますので、ペットショップにいない!というのは驚きですし、いろんなことを考えさせられました。
その他の法律や社会意識もかなり違っていました。
日本もいつか様々な対策がなされて殺処分がなくなってほしい限りですね!
以上、意外なことが盛りだくさんなイタリアの犬事情についてでした!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今日も素敵な一日を!